タクシー乗務員：正社員
岩瀬 和佳 Waka Iwase
2013年入社
学校卒業後は接客業でのキャリアを重ね、幸福交通に勤めている知人の紹介で、昔から興味のあったタクシーの世界へ。現在は朝8時から19時頃までの日勤で、「新大阪駅」をメインに営業活動を行っている。女性ならではの心配りを活かし、多くのファンを持つ。
車が好き、接客が好きな私に、
この仕事はすごく向いている。
SCHEDULE 一日の流れ
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8：00
出勤。
点呼・アルコールチェック、
朝礼、車を拭いて、出庫。 -
8：30
新大阪駅で、近距離の列に並ぶ。
大阪市内で営業した後、
再び、新大阪駅へ。 - 13：00 休憩。車内でゆっくり過ごす。
- 14：00 新大阪駅で、長距離の列に並ぶ。
- 17：00 大阪市内で営業。
-
19：00
会社に戻る。
点呼をして、退勤。
新大阪駅をメインに営業。
勝負を賭けたいときは「長距離」の列へ。
今は日勤で朝8時に出庫した後は、新大阪駅をメインに営業しています。新大阪駅のタクシー乗り場は「長距離」と「近距離」に分かれていて、普段は「近距離」の列に並ぶことのほうが多いのですが、気持ち的に「今日は勝負を賭けてみよう」と思ったときは「長距離」の列に並びます。ただ、「長距離」と言っても、実際に乗っていただかないと行き先はわからないので、「和歌山県の有田まで」と告げられて、「ええっ、有田！？」と驚くこともあれば、「意外に近かった…」ということもあります。新大阪駅からお客様をお送りした後は、降りられた先で営業をして、再び新大阪駅に戻るパターンを繰り返しています。
入社してすぐは、どこに行けばいいのかわからなかったのですが、先輩方が「朝はこっちに行ってみるといいよ」「梅田や難波などの人の多いところに行けば、お客様と出会う確率が高まるよ」と教えてくれました。教わった通りにすると、「あぁ、なるほど、こんな感じになるんだ」とだんだんコツがわかってきて、「この時間はこっちに行ってみよう」「次はあっちに行ってみよう」と感覚が掴めるようになっていきました。
相談にのってくれる先輩ばかり。
心強さを感じています。
日々の営業スタイルは、時間帯によってメリハリをつけて働くようにしています。例えば、朝の10時頃までと夕方は人の動きが多いので、その時間帯に集中して稼ぐようにしています。逆に合間の時間帯は、新大阪駅で長距離の列に並んで少しゆっくりするなど、ムリのないスタイルで働いています。日によって「今日はお客様が全然乗ってこられない…」という日もあります。そういうときは、知っている駅に行けば会社の方がおられるので、お客様を待っている間に話を聞いてもらったり、相談にのってもらうことで気分転換しています。
仕事の結果は個人プレーで一人ひとりの仕事ですが、みなさんとても気さくで面倒見のいい先輩が多く、色々と教えていただけるので心強さを感じています。
シフトの融通が利くことも大きな魅力。
1年経って自分のペースで稼げるように。
月に24日勤務なので、お休みは1カ月が31日のときは7日間、30日のときは6日間あります。シフトはある程度は自分で決めることができるので、二連休を取ったり、用事がある日はその日を休みにしています。有給休暇も取りやすいので助かります。日曜日をお休みにすることもできますが、私の場合は、土日は車が少なくて走りやすいので出勤するようにして、1週間で一番ひまな日をお休みにしています。
収入の面でも、入社して1年ほど経った頃から、少しずつ安定してきました。実は入社してすぐの頃は、先輩方から「新大阪駅においで」と誘われていたのですが、道にあまり詳しくなかったので、「まだまだ慣れていないので行けません」と断っていました。ですが、1年ほど経って新大阪駅に入ってみると勉強にもなり、仕事の幅も広がって、それなりに売上も伸びてきました。また、新大阪駅には色々なタクシー会社の方が来られるので、幸福交通だけでなく、ほかの会社の乗務員さんとお話しできることも楽しんでいます。
芸能人やお相撲さんなど、
様々なお客様との出会いも。
今までに印象に残っているお客様は、新大阪からだと芸能人の方がよく乗ってこられます。お笑いの方や俳優さんも多く、大阪場所のときなどはお相撲さんもよく利用されます。最近では、人気アイドルグループのタレントさんもお乗せしました。乗ってこられた瞬間、オーラが違っていて、本当は「サインをください！」と言いたかったのですが、ぐっとこらえました。タクシーの中はプライベートの空間だと思っているので、できるだけ話しかけないように心がけています。お乗せするのはご縁もあるのですが、いい方に当たることが多く、普段は会えないような方に出会えることも、この仕事の魅力かなと感じています。
「同じ女性で安心できました」と、
喜ばれることも増えています。
最近は女性のドライバーも増えてきたので、女性でも特に違和感を覚えられるお客様はおられない印象です。ただ、車内でずっとお話をしていて、降りられるときに初めて「女性だったのですか！？」と驚かれることも時々あります。女性ということで喜んでいただけるお客様も多く、「女性のほうがやっぱりいいわ」「同じ女性で安心できました」とおっしゃっていただけるとうれしくなります。
車が好きで、ずっと接客の仕事もしてきたので、そのふたつがひとつになっているタクシー乗務員の仕事は、自分にすごく向いている気がします。仕事の内容的には同じことの繰り返しですが、お客様によって毎日まったく違う一日になります。色々なところに行って、お客様が降りられると、また新たなお客様が乗って来られて、タイミングで流れが変わってくるこの仕事は、とても新鮮です。日々、楽しく働けているので、これからも永く続けていければと思っています。